ほぼ足りてまだ欲 その先

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残念ながら

 私の容貌は残念ながら非常に残念ながら父親と母親のある部分を寄せ集めており、誠に不細工だ。で、この不細工振りというものはこれまたはなはだ残念ながら、洒落た衣類を身にまとったとしても、実にとってつけたようになってしまうのである。洒落た格好というものはそれ相応の容貌を備えたものがやるから良いのであって、どうもそうでない場合にはどんなにしてもどうにもならないらしい。
 そりゃ、芸能人の人たちはそうではない。売れている人になるとスタイリストとかってのが雇われていて、これとこれを組み合わせてこう着たら、あんたでも多少よく見えるからねというのでやっているらしい。そうでなくっちゃ鶴瓶みたいなのが、ハンチング被って、中尾彬みたいなものを首に巻いて出てくるなんて発想が生まれるわけがない。しかし、私がもし彼のような格好をしたらそれはそれは大層おかしいに決まっている。
 今日街を歩いていたら、同じような年格好のおっさんがグリーンのジーパンのようなぴちぴちなのを穿いていた。思わず振り向いた。売ってないぞ、そんなの。どこで探してくるんだろうか。錦織のスポンサーになっている安シャツ屋のものばかり着ていると、身体の方がそれに馴染んできちゃって、そんな風体にそまっちまうのかもしれないけれど、それがはなはだ残念だ。