ほぼ足りてまだ欲 その先

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事実

 東京都立高校が2016年度に使う日本史教科書で、国旗国歌について「公務員への強制の動きがある」とした記述が不適切だとして都教育委員会が使用を控えるよう通知している実教出版千代田区)の教科書を、いずれの高校も使用しないことが分かった。都教委が同社の教科書を選ばないよう働き掛けなどを始めた2013年度用以降、この記述のある同社の教科書を選んだ学校はない。(東京新聞2015年8月27日 夕刊)

 驚くべき事実である。もう既に世の中は国定教科書の時代になってしまっている。事実を事実として教科書に記載したら、それを採用しない、採用できる雰囲気でなくしてしまっているのである。
 断固としてこのような状況から改善していかなくてはならない。国歌と国旗を多くの反対意見を無視して制定した時、時の政府は決して強制はしないと言明してきた。そうして反対意見を押さえつけて制定に持ち込んだ。今の若者たちは「そんなことは知らない」と平気でいうだろう。しかし、この国歌と国旗で私たちの国は過去に周辺諸国を荒らしまくった。老松という長唄の中くらいで「千代に八千代にさざれ石」と唄っているくらいはなんということもない。しかし、あの侵略戦争をこの旗とこの歌の元でおこなってきたことを忘れ去ってしまえ、できることなら、そんな侵略戦争なんて知らないといってしまえ、という歴史修正主義に侵されたら、またぞろあの世界へ逆戻りするぞ。