ほぼ足りてまだ欲 その先

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あっという間

 あれっ!と気がついたらもう一週間経っていて、週末になっちまった。できるだけ平日に外に出て、人が来るようなところを歩いてしまえば、週末に人様のご迷惑にならずに済むと思っていたのに、喰っちゃ、だらっと寝、という毎日を過ごしているうちに、またまた週末が来てしまった。挙げ句の果てに、今週末もまたロング・ウィークエンドだっていうじゃないの。日本はお休みだらけでございますねぇ。三連休が連続でございますよ。
 そうそう、外務省の在外公館という奴は、日本の祝日も現地の祝日もお休みなさっておいででしたが、今時まさかまだそのままではないでしょうねぇ。
 豪州で人身御供にあっていた間、彼らのお休みには随分羨ましい思いをしたものでございました。私が拘束されていた(知らないで自分ですり寄っていったというバカな選択でしたが)事務所は豪州法人でありながら、豪州方式休暇を取るなんてとても考えられないシステムでございました。ま、システムというほど完成されたものではなくて、ただ単に日本人雇われ社長が東京受けの良いようにやっていただけでございます。
 豪州企業は普通の有給休暇の他に、sick leaveという病欠有給休暇なるものがございますので、みなさん、病気になったら困るから有休を使わないということがありませぬ。わたしはかつて、日本企業で働いている若い頃に、年度末になって有休残り三日という状況で「今年は完璧だ!」と思っていたら、なんと出張先でぎっこり腰を発症。一週間寝る羽目になって、見事三日間の欠勤という奴をやらかしたことがございます。この欠勤は次のボーナスにものの見事に反映して返ってきました。自業自得という奴です。それから、肝に銘じて、有休消化に消極的になり、典型的な「日本のサラリーマン」道を極めてきたわけです。
 挙げ句の果てに、彼らは何年かに一度、6週間の有給をいっぺんにとるなんてことが許されていたようで、事務所に郵便物を持ってきてくれるポストマンがある日「明日から6週間、私じゃない奴が来るから」といって北部キャンピングカーの旅に出かけていきました。うわぁ!羨まし!
 他の会社に電話をします。いつもの相手を指名すると、ホリデーでいないという。えっ!じゃこの件は誰がフォローしてくれるの?と聞くと、奴が帰ってくるまで待っててくれ、と平気で仰る。だから、職場の他の誰かに負担がかかってないってことなんでしょうか。良い職場だなぁと思ってましたが、今でもそうなんですかねぇ。
 駐在員でそのまま現地の企業に転職してしまう人が何人もいるのは当然のことでございます。あの頃あった、あの人達は皆さんどうしておいででしょうねぇ。