ほぼ足りてまだ欲 その先

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中間選挙

 来週に迫ったアメリカの中間選挙だけれど、民主党が保守勢力に圧倒されていると報道されている。アメリカ人はやっぱり戦争するような政府が好きなんだろうか。
 ウィキリークスの発表によると米国によるイラクへの侵略戦争によって犠牲になったイラク人犠牲者は、イラク開戦の年である2003年から昨年末までに死者数が10万9000人に達し、うち6割以上が非戦闘員だとする資料を入手したんだそうだ。その上、アフガニスタンでも依然として闘っている。NHKの番組でも報道されたように米軍は遠隔操縦の攻撃機による攻撃までしているという。
 とにかく無条件に世界中のどこまで行っても、最も強い軍隊で、世界の誰もが黙っていうことを聞くんだと確信しているという、米国人の世間を知らない無教養な側面を彷彿とするのが極右勢力だ。彼等にとってはその強い米国のリーダーたる大統領が黒人だというだけでもう心底許せないんだろう。
 そういえば私の国にもいる。隣の国をかつての別称で呼んで「何が悪い!」という態度を振りまく小説作家あがりの自治体首長すらいるのだから。軽薄そのもののように振る舞う米国の元副大統領候補だった眼鏡をかけた女性だって、米国の某州知事だったもの。二人とも愚かを振りまいているようだ。
 それでも、そういう姿が「強さ」の象徴なんだと思い込んでいるんだろう。あの二人は直ぐに打ち解けるんだろうと思うと、きっとその正反対なんだろうけれどね。