ほぼ足りてまだ欲 その先

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むしろ気の毒

 夕方のテレビ番組ではこれまで概ねTBSかテレビ朝日の報道番組にチャンネルを合わせてきた。テレビ朝日小宮悦子が続けている。
 しかるにTBSは今度の番組改編からがらっと雰囲気が変わった。「総力報道!THE NEWS」という番組になって、アンカーはこれまでも良く出演していた後藤謙次(元共同通信社編集局長)なんだけれど、キャスターは「チューボーですよ!」で堺正章のお気に入りだった小林麻耶元TBSアナウンサーになった。小林はこのキャスターに抜擢されると同時にTBSを退社してフリーになっている。
 しかし、大変に気の毒なことに彼女がこの種の番組のキャスターを務めるのはなかなか難しいものがある。緊迫感がない。これははっきり云って彼女にとってもプラスにはならないと思う。彼女の良さを全く生かすことができない役割だと思う。これは彼女の責任ではなくて、キャスティングの失敗だとわたしは思っている。
 TBSはラジオでストリームを閉鎖してしまって全く面白くない番組にしてしまった。おかげで小島慶子は土曜日の久米宏の番組を降り、こっちも私は興味を失った。ストリームを止めて玉突き状態になってどんどんつまらない番組を拡大してしまった。その一方では「宮川賢パカパカ行進曲!!」なんてのはまだそのままやっている。永六輔の「土曜ワイド」は私は永六輔の人脈の面白さもあって大好きなんだけれど、いかんせん永六輔がどんどん老けてきてしまって、そろそろ次を考えておかないと難しいことが起きる可能性がある。
 余計なお世話なんだけれど、TBSはラジオもテレビもなにかおかしくなってしまったんじゃないだろうか。赤坂の再開発に金をかけ過ぎちゃってフジサンケイグループのポジションが羨ましく思えるようになってしまったんだろうか。民間会社なんだから利益を追求しなくちゃならないのは良くわかるけれど、うわっついた考えからはろくな事は起きないと思うよ。
(写真:有楽町駅前の広場にチューリップのデコレーションがしてあって「富山にいこ!いこ!」キャンペーンをしていた。)